(参考文献 「紅茶の世界」荒木安正著 柴田書店)
前回までのお話はいいでしょうか?
今回は、まず・・・オランダですね。
オランダの業績は、東インド会社で東洋からヨーロッパへお茶を伝えたということですね。
インド西海岸のボンベイの北にスラットという港町があるそうです。(私は行ったことはありませんが・・・)ここが貿易上の商業基地として栄えていたようですね。ここから、ヨーロッパへお茶が伝わったようです。
ここには今日でもカップからお茶を受け皿に移して音をたててすする習慣が残ってるそうです。(本に書いてあります!(笑))
で、オランダ式の喫茶法は・・・
煮出した茶に苦みを抑えるために砂糖・ミルクを加える。そして、なんと「サフラン水」を使って煮出す。おまけに、「桃の葉」を香り付けに使ったそうです。水質が悪く、それを補う為だったと言われているそうですが・・・。
これは、今やってみてもいいかも?どなたかお試しになったら感想などをお聞かせくださいませ。
もうひとつ特徴的なのは、先に書いたように・・・受け皿に移して「音をたてて」飲む!ということですね。もちろん、今日ではそんなことはないでしょうけどね。
この理由として・・・
@ 熱いものは身体によくないという考え方から冷まして飲んでいた。
A コーヒーも当時同じ用に飲まれていたということから、茶殻が口の中に入るから、上澄みを移して飲んでいた。
などと言われているようです。
で、肝心の「音をたてて・・・」という事に関しては本などにあんまり記載されてなくて、よくわかりません!まっ、実際にこれをやってみればわかると思うのですが、音が出るのが自然なような気がしますよ。(笑)
「茶殻占い」などが盛んだったことから、結構コーヒーにしても紅茶にしても結構たくさんの茶殻がカップの中にあったのでは?と思いますよ。原始的な茶こしがイギリスでつくられたのはずぅ〜〜〜と後のようです。
結局、オランダの国力の低下とイギリスの台頭ということで茶貿易の主導権がイギリスに移るわけですが・・・。
オランダがもし隆盛を誇っていたら、日本にもこの飲み方が伝わっていたということなんですね。(笑)
ということで、今回は、「オランダ編」でした。
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ドイツ・フランスの紅茶
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