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茶葉の保存について

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1.   パッケージングと保存の関係について  

茶葉に関しては、「湿気」「直射日光」「香りを逃がさない」等の気をつけなければいけないいくつかの点があります。

まず、「茶葉の劣化」ということに関してですが、これはどうやっても逃れられません。
「酸化」という現象は「真空パック」をして「酸素」に触れないようにしておかなければいけません。
ですが、それでは「飾って」おくだけで「飲めない」ですね。(笑)
ですから、「劣化」は仕方ないことです。ただ、なるべくその「劣化」のスピードをゆっくりにした方がいいですよね?
よく、「茶葉は何年くらい飲めるのですか?」という質問を受けます。
「飲めるかどうか」の基準は「お腹を壊す」という基準であれば「カビが生えるまで」という答えになります。
「おいしく・・・」という基準であれば・・・大変難しい質問ですよね。(笑)
お茶をいれる人の「技術」というものも影響しますからね。
私の経験からいいますと、普通に「密封ビン」に保存してあれば2年間はほとんど変わらない味で飲めます。
3年以上、3シーズンを越すと見た目、味とかなり変化してくるかと思いますよ。
茶葉の「見た目の変化」というものはたしかにあります。
たとえば、ファーストでしたら、「緑色」の茶葉が「茶色」になったりしてきます。
ですが、「味」の方は・・・厳密に言えば変わってるということになるでしょうが・・・そんなに変わりません!

2.   「湿気」に関して  

「密封ビン」のようなものが一番いいと思います。
ですが、「それでなければいけない!」とは考えていません。
理由は、二つあります。

ひとつは、皆さん方は私と違って「自分が飲むだけの分量」をお買いになればいいわけですよね?
2年も3年も残ってしまうほど買う必要性はないわけですから、できれば1カ月か3カ月か多くても半年分くらいでいいわけでしょ?
それだけの期間であれば、そんなに「保存」に気を使う必要もないのでは・・・?

もうひとつは、日本には「四季」というものがありますよね?
あの日本の「梅雨」やその直後にくる「猛暑」。
この季節をなにごともなく保存したいのであれば、「一定の室温、一定の湿度、それで暗い部屋」を用意するしかないかと思います。そこまでできる方は、この先は読んでもらわなくて結構ですからね。
この6月から9月の後半くらいまで・・・は、日本に住んでる以上「仕方ない!」と思いましょうね。(笑)
ですから、この時期には茶葉の量を調整したり、お湯の温度を調整したり、蒸らし時間を調整したり・・・といろいろ工夫していきましょうね。
夏場に乾燥することを考えたら・・・梅雨どきにいっぱい湿気を含ませることも大切なことなのかもしれないと、私個人は考えています。
長いことこの業界に携わってますけど、毎年、梅雨時には湿気を含んで真夏には乾燥し過ぎて、でも、秋冬と元のおいしい紅茶に戻るんですよね。ですから、私は、個人的にはですよ、あんまり気を使わないで季節に合わせて「それなりに」考えて工夫して飲めば・・・いや、そうする方が正解だと思ってます。なぜなら、ここは日本ですから。
日本の木造建築と一緒で、湿気があるときは湿気を含ませて、乾燥するときは乾燥させる。そうやって100年も200年も建ってるわけですから、日本のように四季という自然の中では先人の知恵を学んだ方が正解かもしれませんよ。(笑)

3.   「遮光性」に関して  

この「光」というものをどう考えるかで考え方が変わってきますよね。
部屋の蛍光灯の明かりだと考えていらっしゃる方は、どうぞ「真っ暗」なお部屋でお召し上がり下さいませ。
間違いではないのですよ、その考え方も。ただ、私は、個人的には「直射日光」だと考えてます。
ですから、直射日光さえ当たらなければいいという考え方です。
透明なビンや袋に入れてあってもいいと考えてます。

ちょっと話がそれてしまいますが・・・。
夢やでお買い上げいただいた方はおわかりになりますが、夢やでは透明の袋、透明のビンを使ってます。
これは、品質にあまり影響を及ぼさず、かつ、「包装資材」の経費節減で「安価」でみなさまに提供できるように、という夢やのコンセプトからきていることです。
いくら夢やが「保存」に気を使う必要がないといっても、「紙袋」で販売しているわけではありません。(笑)
「品質にあまり影響を及ぼさず、かつ、安価な「包装資材」」という考え方です。

4.   「香りが逃げる!」ということに関して  

まず、「常識ある保存」ということを前提に考えます。
ビンや缶やビニールの袋に入っていて口を閉めてあることが前提です。

フレーバーティーの場合は、半年も経てばかなり香りがなくなってしまうと考えてくださいね。
1年たったものは香りがなくなっても仕方ないと思ってくださいね。
はっきり言って、そこまで責任を持ってつくられてないと思いますよ。これは「無責任」ということではなく、それだけ強い香料をたくさん使わないといけないということになりますからね。今の「無添加」「ヘルシー」という考え方から著しく逸脱してしまいますからね。
ですから、フレーバーに関しては、なるべくはやく飲み切ってくださいね。

普通のものの場合は、それこそ厳密に言えば日々変化してるでしょうが、普通飲む分にはそれほど極端に香りがなくなるなんていうことはありません。

5.   冷蔵庫・冷凍庫での保存について  

「完全密封」された状態であれば構いませんが、口があいた状態であれば冷蔵庫等の「脱臭剤」になってしまいます。
ですから、冷蔵庫冷凍庫で保存する場合は、袋や缶の口はしっかりと閉めてくださいね。
あと、冷凍庫で保存したときは、使うときに冷凍庫から出し入れした方がいいと思います。
使い始めたからといってビンや缶などに移して冷凍庫の外に出しっぱなしはやめた方がいいと思いますよ。
6.   缶での保存について  

普通売られている紅茶の缶というのは「水」を入れてみてもらえればわかりますが、たいていの缶は「水漏れ」します。(笑)

別に密封にこだわってませんから構わないのですが、できれば直接缶に入れるのではなく袋に入った状態で缶に入れた方がいいと思いますよ。
「かわいい缶」「お気に入りの缶」というのがみなさんあると思いますのでね。

7.   袋のままの保存について  

あらためて言うまでもないと思うのですが、口だけは閉めておいてくださいね。
別に、袋のままでも保存にはなんら支障はありませんからね。

8.   「保存」に関しての夢やの考え方  

まず、絶対避けて欲しいこと!
●直射日光!
●口を開けっ放しにするな!

▼おすすめできる容器
ビン密封ビン、中フタ付いたビン、ジャムの空きビン等
日本茶の茶筒、これと同様に中フタの付いたものにできれば袋に入れてしまってください。

9.   夢やのひとつの結論として  

どんなに気を使っても越えられない問題があります。それは「温度差」です。この問題をクリアーするためには「保存専用室」をつくって温度、湿度等を一定に保つしかありませんよね。それか、真空状態にでもしないと駄目ですね。
空気があれば温度は伝わりますよね。
そこまでできる人はいいとして(笑)、普通の方はできないしやるつもりもないと思います。(笑)

で、結局どうあがいても「酸化」「劣化」はするものだ!ということですね。
それを、上のようなことに気を使うことにより「遅らせる」ことは可能ですよ!という話です。
ですから、「気を使う」のは「この程度」にして「あんまり神経質にならなくてもいいのではないか?」というのが、夢やの考え方です。

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