ポットHave a goot tea time!アールグレイだよダージリンもおいしい! Tea garage 夢や トップ

あんまり読まれていない紅茶の真面目なお話

茶葉
保存法
抽出法
流通
歴史
茶とはなんぞや?
中国茶の伝来1
中国茶の伝来2
お茶の広がり
英国の紅茶
ロシアの紅茶
オランダの紅茶
ドイツ・フランスの紅茶
通販
価格
まめ知識
夢や的心得
その他
茶太郎物語


紅茶の真面目なお話A   「中国茶の伝来」  

(参考文献 「紅茶の世界」荒木安正著 柴田書店)

奈良時代に仏教と一緒に大陸から伝えられたと言われてます。
「固形茶」といわれるもので、砕いてお湯を注ぎお茶のエキスを飲んでいたそうですね、座禅の眠気覚ましに使われていたそうですよ。
もちろん、仏様に対する供養物というのが第一の用途でした。

でもって、これはこれで終わっちゃうようですね。
私が思うに・・・絶対に、「苦くてうまくない!」と思ったんだと思うんですよね。

次は、鎌倉時代に臨済宗の栄西禅師という偉いお坊さんがおって、この人が大陸に留学して帰国するときに、「チャ」の樹の種、苗木を持ってきたらしいよ。
そいでもって、佐賀県の背振山(セブリヤマ)というとこのお寺「霊仙寺」に蒔いたらしい・・・。
この頃が「抹茶」ですね。

でも、まだまだ「庶民」の飲み物ではなかったようですね。

江戸時代になって、乾燥させた茶葉をお湯に浸し、その茶液を飲むという飲み方がはじまった・・・らしいですね。
これが「煎茶法」と言ったそうですよ。でも、今の「煎茶」とは違いますよね。
今の「煎茶」は、「日本式」で1738年、永谷宗円によって開発され・・・茶葉をまず蒸して、揉んで、炙って、乾燥させたものです。

以上のような感じで「伝来」してきたようですね、お茶というものが。
「固形茶」はやっぱおいしくなかったんだろうね。日本になじまなかったのかな?

「抹茶」は「茶道」として、時の権力者に擁護されながら・・・というか・・・操りながら(笑)というか、「日本の物」「我がもの」にしてしまい・・・世界的にもまれな「芸術文化」の域まで高められました。

「煎茶」は、日本の「大衆文化」というか「庶民の飲み物」としての地位を築くわけですね。

というわけで、大陸から伝わった「チャ」は九州で実を結ぶわけですね。
佐賀長崎の「嬉野茶」熊本宮崎の「青柳茶」などですね。

でもって、なんで?ここらへんで、まだ「烏龍茶」「紅茶」が伝わってないのか?
それは、私にもわかりませんです、はい。
ただ、中国でもまだ、これらのお茶が「市民権」を得てなかった、「認知」されてなかったんじゃなかろうか・・・?ということらしいです。

じゃ〜、それらは「いつ?」「どうやって?」などを次回ということで・・・。

中国茶の伝来2

お茶以外のことでも何でも結構です。メールでご質問下さい。お気軽にどうぞ!!